2011年7月9日土曜日

バリから署名を届けます

皆さんこんにちは。
きょうから新たなブログをつくりました。

こちらでは、私の仕事とは関係はないけれど
バリから、つぶやいたりお知らせしたいなー、と思うことを
書いていきたいと思います。

1回目のきょうは署名活動のことです。

私たちはバリで4月の下旬から署名活動を行ってきました。
テーマは
「地球の未来のために、日本のすべての原発を廃炉にし、
自然エネルギーにシフトしましょう。」

国外(私たちの居住するインドネシアほか)から
日本の危機・地球の危機を日本国へ訴えていきましょう、という主旨のものです。
インドネシアは原発を推進する意見も多いことから、警察などの目に触れるようなあまり表立った街頭署名のようなことはできません。同意してくれたバリ在住の日本人を中心に今回2ヶ月弱のあいだに1300名以上の署名が集まりました。署名の数としては、本当に些細な数字かもしれませんが、決してオープンで自由ではない状況の中でたくさんの有志が協力をしてくれて集めたものです。

以下がその嘆願書になる内容です。

1.日本のすべての原発を停めても、おおきな電力不足にはなりません。
政府のデータからそれは証明できます。しかも他国では自然エネルギーへの移行がすでに進んでいます。私たちも今までの浪費型社会を改め、原発のない国にしていきましょう。

2.日本は地震大国です。
1970年から2000年までの30年間だけを見ても、震度5以上の地震の回数は、イギリス:0、フランス:2、ドイツ:2、アメリカ:322、そしてなんと日本:3954というデータがあります。
3・11の大地震の後でも、1ヶ月以上で余震が300回以上ありました。日本には周辺の海底も含めて約2000の活断層があるとされています。地質学者の研究によると、いま日本ではいくつもの活断層の動きが活発になっており、近い将来、大きな地震が他のエリアでも起こると警告しています。
このように地震のリスクが大きな日本で、すでに18ヶ所、55基の原発が存在し、加えて現在13基の原発が新たに工事または計画されています。

3.福島原発のような事故を繰り返してはなりません。
すべての大人の責任として、地球の為に、すべての未来の為に、これ以上放射能で汚染された土地を増やしてはなりません。日本の原発は、日本だけでなく全世界の人々を脅かす凶器です。今すぐにでも日本の全原発を停めて廃炉にし、自然エネルギーへのシフトを要望します。

このようなお願いを、1300名分の署名とともに
7月13日(水)午後2時に内閣府へ提出することが決まりました。

ちなみに私は今週から一時帰国中で、3人の発起人うちのひとりです。そういうわけで、今回は私が提出を担当させていただくことになりました。
こんな大役が私などにつとまるのかどうかとっても不安ですが、今回はたくさんの方々にお世話になっていることも含めぜひがんばりたいと思います。

なお、このたびの内閣府への提出には星川まりさんに全面的にご協力をいただいています。まりさんは、岩上Ustでの中継も取り付けてくださっていますので、当日の署名提出の模様が動画で見られることになっています。

まりさん、この場を借りてお礼申し上げます。

こんなふうに、何も経験はないけれど、日本のためにバリから何かしたいというたくさんの人々からの願いを今、日本へ持ってきていますので皆さんぜひ見守ってくださいね。

私は震災の3月11日に東京にいました。とても恐ろしくて動転しましたが、今こうしてちいさくても私にできることがあることに、とても感謝しています。

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