2011年7月13日水曜日

内閣府へ提出した要望書です

きょう内閣府へバリからの1300名分の署名を提出しました。

今回、内閣府への直接の提出を取り付けてくださったのは福島みずほさんの秘書石川顕さんです。

また、岩上Ustにてこの模様を中継くださったのは萩崎茂さんでした。

このコーディネートを全面的にサポートしてくださったのは、星川まりさんです。

皆さまに、本当に心からお礼申し上げます。

こうした方々のお力添えが、バリからの1300名の署名を、
とにかく菅総理へぜひ直接届けていただけるようにお伝えできるきっかけを生むことができました。

私たちが内閣府へお伺いした数時間後、偶然にも、菅総理が「原発に依存しない未来」への指針を記者会見で伝えられました。

まるで私たちの希望が届いたかのような気がしてしまって、ますます未来への期待が高まってしまう。錯覚でも、妄想でも、とにかく今日はひとつ何かが動いた印象です。

Ustでの音声が小さく聞こえない、という方もいらっしゃいますので、今日読み上げさせていただいた文章をこちらでご紹介します。

先日UPした内容と重複しますが、ご覧いただければ幸いです。


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内閣府御中
菅総理大臣へ



この度は私たちからの署名の直接提出の機会をつくっていただきまして
本当にありがとうございます。

私たちはインドネシアのバリ島に居住しておりますが、今回の震災後、4月の下旬から署名活動を行ってきました。

テーマは
「地球の未来のために、日本のすべての原発を廃炉にし、
自然エネルギーにシフトしましょう。」
というものです。

国外(私たちの居住するインドネシアほか)から
日本の危機・地球の危機を日本国へ訴えていきましょう、という主旨のものです。

インドネシアでは原発を推進する意見も多々あり、結果的に警察などの目に触れるようなあまり表立った街頭署名はできませんでした。しかし、同意してくれたバリ在住の日本人を中心に今回2ヶ月弱のあいだに1300名以上の署名が集まりました。

署名の数としては、本当に些細な数かもしれませんが、決してオープンで自由ではない状況の中でたくさんの有志が協力をしてくれて集めたものです。この点をご理解いただければと思います。

311日の出来事は、衛星テレビ放送やインターネットでの報道を見て、巨大地震と津波の想像を絶する恐ろしさに衝撃を受けました。被災地の方々へはこの場をお借りして深くお見舞い申し上げます。

そして、海外で暮らす私たちにとって、今回の福島第一原子力発電所の事故はまさに信じがたい出来事でした。これが私たちが育った日本での出来事なのかと思うと遠くに暮らしていることで、私たちだけが安全で日本の皆さんに何もできないことが申し訳ないという気持ちでいっぱいになりました。

私自身はたまたま311日当日は所要で一時帰国をしていましたので、都心でお仕事をされている多くの方々と同じように仕事先からは徒歩で帰宅をしました。ほんとうに忘れがたい1日でした。

バリへ戻ったあと、ツイッターを通じてバリ在住の3人の有志で「海外からでも何かできることはないだろうか」というつながり持ち、「電気は原発がなければ本当に足りないのかどうか」を調べ考え、「日本でこれ以上の原発事故は何としても起こらないように」私たちからも訴えかけをしたいと思い立ちました。

こうして署名活動をはじめた次第です。
以下がその1300名分の署名要望書です。

署名を募集したポスターの原文をほぼそのまま申し上げます。
1.日本のすべての原発を停めても、おおきな電力不足にはなりません。
政府のデータからそれは証明できます。しかも他国では自然エネルギーへの移行がすでに進んでいます。私たちも今までの浪費型社会を改め、ぜひ原発のない国にしていきましょう。
2.日本は地震大国です。
1970年から2000年までの30年間だけを見ても、震度5以上の地震の回数は、イギリス:0、フランス:2、ドイツ:2、アメリカ:322、そしてなんと日本:3954というデータがあります。
3・11の大地震の後でも、1ヶ月以上で余震が300回以上ありました。日本には周辺の海底も含めて約2000の活断層があるとされています。地質学者の方の研究によりますと、いま日本ではいくつもの活断層の動きがとても活発になっており、近い将来、大きな地震が他のエリアでも起こると警告しています。
このように地震のリスクが大変大きな日本で、すでに18ヶ所、55基の原発が存在し、加えて現在13基の原発が新たに工事または計画されていると聞いています。
3.福島第一原発のような事故を繰り返してはなりません。
すべての大人の責任として、地球の為に、そしてすべての未来の為に、これ以上放射能で汚染された土地を増やしてはなりません。日本の原発は、日本だけでなく全世界の人々を脅かす凶器です。地球は、本当に病んでいると感じています。今すぐにでも日本の全原発を停めて廃炉にし、自然エネルギーへのシフトを強く要望いたします。

以上が署名活動のポスターに掲載した内容です。

自然エネルギー推進に関しましては、菅総理のインターネットでの報道を拝見し、私たち皆大変期待をしております。エコという言葉の重みを商業コマーシャルだけではなく本当の意味で実現していただけることを切望しております。

また、日本国中で現在も稼働中の多くの原子力発電所を停止させることにつきましては、「次の世代へ受け渡す」ということではなく、ぜひとも菅総理のご在任中に、総理のもとで原発撤廃のシフトへの道筋を立てていただきたいと思います。

日本は杞憂な国だと思います。

私たちは海外で暮らしていますが、日本で生まれ育ったことでどれほど豊かなものをいただいてきたか、今、考えさせられております。私たちの友人の子供たちが安全に日本を受け継いでいただきたい、という強い思いのもとに署名を集めてまいりました。もちろん、我々の子供たちが大好きな国日本へ、将来帰国し安全に暮らしていけるように、という思いでもあります。

菅総理へぜひこの署名をお届けいただき、お伝え下さい。

是非とも、私たちの国、日本のために
子供たちの未来の為に
そして世界のすべての人々のためにも
すべての原発を停めてください。
自然エネルギーへのシフトをしてください。
必ず、その日がやってくることを確信しております。

よろしくお願いいたします。

この度は、ありがとうございました。



SAYONARA NUKES実行委員会より

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